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誰もが当たり前に介護世帯に手を貸して、介護者はご厚意に甘える「お互い様的助け合い」を。

 「いい加減」 「適当」って、本当はとても素晴らしい言葉なんですよね。物事を多角的に見て「好い加減」にバランスを取る、「程好く当てはまる」、誰もが心地よく生きるための先人たちの深い知恵を感じます。

 私が「介護」を漫画のテーマに決めたのは「特殊なジャンル」だからではなくてむしろ最も身近な人間関係のドラマを紡げると思ったからでした。でもそこにあったのは想像を絶する悲劇のドラマでした。誠意が報われない泥沼。でも「がんばるな」と言われても状況は千差万別で「がんばらざるをえない」方もたくさんいらして「がんばってるあなたが悪い」なんて口が裂けても言えません。「がんばらないで!」なんて運動を起こさなきゃならないくらい、社会は介護をしている人の「いい加減」に無理解なのでしょうね。

 私たち、小さいときから「減点法」で育てられがちですよね。100点満点の「理想の介護」からできなかったことを引き算していく、周りもそんな目で見る。でも介護に携わってる時点で100点で、できたことを5点、10点と足し算していく採点法があってもいいんじゃないかなあ。そしたら10000点ぐらいのかた、いっぱいいらっしゃるんじゃないですか?

 ひそひそ減点しているお隣りの奥さん、子育ても終わってるんだったらたまには数時間介護を代ってみましょうよ。町内会で「○○さん、徘徊があるようだからみんなで気をつけましょう」ぐらいの決議をしましょうよ!もしかして、介護者を心身ともに救うことができるのは、公的サービス以上にご近所なのかも・・・ってこのごろ感じています。

 誰もが当たり前に年を取るのだから、誰もが当たり前に介護世帯に手を貸して、介護者はご厚意に甘える、そんな「お互い様的助け合い」を漫画の中では描いていきたい。一日も早く「がんばらなくていい」ことが当たり前になりますように!


くさか里樹(くさかりき)
漫画家。熱血介護士 恩田百太郎が日本の老人介護を変える!本格介護漫画『ヘルプマン!』を講談社の「イブニング」に連載中。単行本第1巻2巻も発売。 「がんばらない介護生活を考える会」賛同者。

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