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誰かをケアするときには、自分をケアすることも忘れないで。

  誰かをケアするときには、自分をケアすることも忘れないで欲しいと思います。介護する側の心身の疲労は相当なものですから、極度のストレス状態に陥ります。体のあちらこちらに不調が出たり、気持が不安定になったりします。それでも大切な人のためにということで、歯を食いしばって、何ヶ月も何年もやりぬく場合が多いのですが、このような状態では、笑顔で老人に接することなどとても無理でしょう。

  自分のからだとこころが元気でなければ、他者を助けることは難しいと思うのです。誰かにやさしくする時には、まず、自分が機嫌よく過ごすことです。疲れている自分をいたわる、よくやっているとほめる、ときにはごほうびをあげる、そして、『まあ、できる範囲でやろう』とつぶやく、こんな感じでなら、なんとかやれそうな気がしませんか。

  介護する側にとってもされる側にとっても、一番の敵は孤独感ではないでしょうか。介護をする人が、ひとりでがんばればがんばるほど、双方がこの敵に攻め込まれることになるのです。「私さえがんばれば」という意識を捨てて、SOSを出しましょう。大いに専門家の手を借りましょう。こんな時にラクをしようなんてわがままだとか、苦しんでいる老人に悪いなどと思わなくてよいのです。介護をする側が、楽しいひとときを持ったり、上手に気分転換をしたりしながら、「みんなで介護」の気持でいられるなら、孤独感という敵を撃退できそうな気がします。


内田 恵理子(うちだ えりこ)
「がんばらない介護生活を考える会」賛同者。筑波大学大学院修了 臨床心理士・産業カウンセラー。米国の心理療法家A・エリス博士の研究所において、論理療法の上級トレーニングコースを修了。主に企業で働く人を対象にカウンセリング業務に携わる。メンタルヘルスやセクシャルハラスメント対策に関するコンサルテーションなど幅広い活動を展開している。著書に「自分でできるココロのお手入れ -ココロを癒す50の話- 」(ダイヤモンド社から10/31発行)

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