「がんばらない介護生活を考える会」はこの度、あらゆる立場の人が介護への関心と理解を深めるとともに、質の高い介護をあきらめずに続けられる「がんばらない介護生活」の実現を目指して、新しい一歩を踏み出す日として9月25日を「介護の日」と設定いたしました。プロの介護者、介護の専門職を目指す学生の方が「がんばらない介護生活」の概念と実践方法をより深く学ぶためのセミナーを開催しました。



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● 主なプログラム | ![]() |
セミナー1 介護を受ける人とのコミュニケーション技術
〔講師〕別府明子(べっぷあきこ)
(社団法人友愛の灯協会理事、カウンセラー)
(社団法人友愛の灯協会理事、カウンセラー)



高齢者は自分の役割の喪失、健康の喪失などを受けて鬱状態になる傾向があります。一方で、口では「歳をとってもうだめです。」と言っていても、「だめ」なおのは肉体的な面だけで、高齢者は成熟度については「今が一番」と思っているので、プライドを傷つけないように注意する必要があります。
認知症の方に対しては、感情の動きは低下していないため非言語コミュニケーションを意識的に使うべき、とのこと。また、2つ以上のことを一度に言わない、禁止言葉を避けるなど具体的にアドバイスいただきました。
セミナー2 介護する人・受ける人の身体への負担の少ない介護方法
〔講師〕葭田美知子(よしだ みちこ)
(NPO法人メイアイヘルプユー理事、看護師)
(NPO法人メイアイヘルプユー理事、看護師)


常に動かすことを主眼に介護します。要介護5の人でも動くところはあります。拘縮したところに無理に動かすのではなく、動くところを探すのです。
どうすればできるかを考えましょう。原則は
(1) 介護者の負担を減らす
(2) 本人の能力を引き出す
(3) 安全
(4) 終わった時の姿勢の安定を図る
です。

実技の実演
移動動作はいろいろな方法を使って自分の力をなるべく使わないように、椅子を使って必ず座ってやってください。
移動動作はいろいろな方法を使って自分の力をなるべく使わないように、椅子を使って必ず座ってやってください。
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● セミナーの概要 | ![]() |
●とき | : | 2005年9月25日(日) 10:00〜12:30 |
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●ところ | : | 東京渋谷シダックスホール |
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●主催 | : | がんばらない介護生活を考える会 |
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●後援 | : | 厚生労働省・社団法人日本看護協会 |
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●特別協賛 | : | P&Gアテント |
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●協賛 | : | 大塚製薬株式会社、シダックス株式会社、株式会社ヤマシタコーポレーション、フィード株式会社 |
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●協力 | : | 学研「月刊ナーシング」 |
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●参加者 | : | 計118名 <参加者内訳> 学生、一般、施設介護職員など |