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[調査レポート] 
在宅介護に関する意識と実態調査


今年7月、高齢者の在宅介護を行っている介護者の実態や、介護生活への意識を明らかにするために、在宅介護への意識と実態調査を全国規模で行いました。

結果、多くの介護者が「自分が頑張らなければ」と強く思い、心身への強いストレスを感じながら頑張り過ぎている姿が浮かび上がってきました
その一方で、心身への負担感が比較的少なく、介護生活と上手に付き合っている介護者がいることも分かり、心身へのストレスを分ける要素となっているのは何か、さらにこれからの在宅介護のありかたまで考えてみました。


調査対象 全国の介護・支援を要する(介護保険制度利用)高齢者(65歳以上)を在宅で介護している主たる介護者のうち、35歳以上の男女
有効回収サンプル数 530サンプル(発送対象者数の79.1%)
調査時期 2002年7月
調査方法 郵送法(自記入式)


調査結果

  頑張っている介護者の現状
〜理想と現実のギャップと高まる介護ストレス〜

介護者、被介護者の平均年齢はそれぞれ56歳と83歳でした。双方、高齢化が進んでおり、介護者の96%、被介護者の70%が女性で、『お嫁さんがお姑さんの介護をする』実状を示しています。また、介護者の実に7割以上が「自分が頑張らなければならないと強く思うことがある」と答えています。

1.介護分担の理想と現実
『家族・親戚で介護を分担すべき』と考えている方が8割以上。しかし、実際には47%が『家族の中で介護者は自分だけ』と答えており、理想と現実に大きな開きがあります。

2.高まる介護ストレス
介護者の大半が、疲労感や不安感、犠牲感を感じており、介護が心身に大きな負担を与えていることがうかがえます。全体の58%が「体の健康の悪化」を感じており、不調内容としては、「体が疲れやすい(50%)」、「睡眠不足、眠れない(36%)」、「肩や首がこる(36%)」が上位となっています。

また「心の健康状態が悪化した」と感じる人は全体の73%。心や体の健康が「悪化した」と答えた層では「我慢の限界に近い」あるいは「限界を超えている」と答えた人は実に40%前後に達しています。
「イライラして落ち着かない(78%)」、「この介護生活がいつまで続くのかと不安に思う(78%)」、「介護のせいで自分の生活が犠牲になっていると思う(69%)」
などが介護者が感じるストレスとして挙げられます。

  介護者のストレスに影響する要素
〜家族の理解、介護サービスの活用とストレスの関係〜
 調査結果より介護ストレスの度合いや心の健康状態を分けるいくつかの要素があることが分かりました。

1.家族の理解と協力
介護の家族での分担はもちろん、被介護者からの感謝の意思表示が介護者のストレスを軽減に大きな役割を果たしています。

2. 介護者と被介護者の続柄
実親の介護はごく自然に受け止められ、前向きであることがわかりました。また、配偶者の介護は自分の役目と考え、責任感を強く感じる傾向がみられました。一方義理親の介護については、介護に納得がいかないと考える人が比較的多く、被害者意識や、心の健康につながっているように見受けられます。

3.排泄介助の有無
2大介助ともいえる「入浴」と「排泄介助」のうち、特に排泄介助への大変さが見受けられました。比較的プロのサポートが受けやすい入浴介助に対して、介護者自身が受け持つことになりがちな排泄介助は、介護側の心身の健康状態悪化や被害者意識、また逆に頑張り意識を助長しすぎるなど、介助サポートと作業軽減化の必要性を感じさせます。

4.介護のプロの活用 〜9割が在宅介護サービスの活用を理解〜。
介護の大変さやプロの活用について家族の理解もある程度得られるようになっている反面、「対象高齢者が嫌がる(35%)」「家の中に他人が入ってくるのが嫌だ(23%)」などの抵抗感により、在宅介護サービスの利用が遅れがちです。

5.介護関連情報の入手状況
介護の仕方、介護サービス・用品など、自分の欲しい介護情報を比較的入手できている場合には、介護者に余裕が生まれているようです。
ちなみに情報源としては、「ケアマネージャー・訪問看護婦・ホームヘルパー」が66%と突出。次いで「医師・看護師・病院・介護関係施設」が42%、「自治体の広報・案内」が42%となっており、身近な専門家が主な情報源となっています。
  これからの在宅介護のこころがまえ
 〜頑張りすぎず、前向きに(がんばらない介護生活)〜
 介護に余裕がある人、家族の介護分担がされているほど、被介護者が感謝の意思表示を頻繁に表現しています。精神的なゆとりが被介護者と介護者との間に良好な関係をもたらしていることがうかがえるのです。介護の負担軽減のために今後心がけたいことでは「介護サービスの上手な活用」、「出来る範囲で割り切って介護する」、「自分だけで抱え込まない」があげられています。

介護サービスや介護用品と情報の両面から在宅介護者をサポートし、「がんばらない介護生活」を始めるための周囲の環境を整えることへのニーズがこれから高まっていくでしょう。

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調査:P&G
協力:「がんばらない介護生活を考える会」事務局




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