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カドマル帯  介護の日セミナー:実施レポート 2008年11月11日(火) カドマル帯
介護の日セミナー実施概要:がんばらない介護生活のためての介護者支援


2008年7月から厚生労働省が「11月11日」を『介護の日』と決定したことに合わせて、がんばらない介護生活を考える会でも、11月11日を『介護の日』として、活動を展開することになりました。
会では今年の『介護の日』のテーマを “進化する介護が「がんばらない介護生活」を実現する”として「がんばらない介護生活」の実現をめざして、進化する介護の考え方、介護技術や介護用品などの情報提供を セミナーを通しておこないました。  
カドマル帯 セミナーの様子 カドマル帯
16:15〜16:30 開会挨拶 (介護の日セミナー開催にあたって) 「介護の進化を考える―現状と課題―」
開講説明

岡本委員のピンチヒッターで開会挨拶
別府明子さん

がんばらない介護生活を考える会事務局

岡本委員作成の資料を説明
中村和代
(がんばらない介護生活を考える会事務局 )

当会委員である岡本祐三さんが、急に体調を崩し、残念ながら欠席されました。岡本委員に代わって、当会委員の別府明子さんが今までの会の活動を紹介するとともに、このセミナーで、最新の介護の進化に触れ、交流を深め、今後いっそうの介護の進化を目指していただく機会として欲しいと、介護の日セミナー開催の挨拶を述べました。

また岡本祐三さんがお話しする予定の「介護の進化を考える―現状と課題―」について、会事務局の中村和代が岡本委員からのデータを用いながら、メッセージを伝えました。

まず、居宅サービス受給者数数は、97万人(2004年4月)から263万人(2007年秋)と3倍近くに増加していることから、個人の責任でなく、社会的責任において実施される「思想的な介護の進化」を指摘。
次に、福祉系と医療系の公的資格数を比較。医療には18の公的資格があるのに、福祉・介護には3つの資格しかなく、福祉・介護は技術・学術的にはまだ未分化の状態にあることを指摘。
3つ目に、がんや慢性疾患など病気によって、介護の負担が違うことから、専門職の方々は、客観的、科学的に対象を類型化し、グループごとに方法論を確立して、介護の進化を推し進めていってほしいことなどを伝えました。


16:30 〜 17:20 セミナー1 進化する排泄ケアの実践アドバイス
〔講師〕葭田美知子(よしだみちこ)さん
(看護師、NPO法人メイアイヘルプユー理事、がんばらない介護生活を考える会委員)
講師 葭田美知子進化する排泄ケアの実践アドバイス風景
介護の中でも排泄と入浴は一番大変な仕事です。前半に、排尿障害のタイプ別症状と対処方法、排泄動作からみた高齢者のタイプ分けとタイプに合わせた排泄用具を紹介しました。

後半は、がんばらない排泄介助のための体位交換と正しいオムツの当て方のポイントを実技を交えて紹介いただきました。パットは、排尿口にオムツの吸収する部分をきちんとあてるという基本的な部分をまず理解することが大切です。体位交換には力は不要、筋肉の流れの方向になでてあげれば自然に体位が変わること、関節をしめつけないようにオムツを当てることで足が楽に上がることなど、日頃の排泄ケアで実践したいポイントを学びました。

17:25 〜 18:15 セミナー2 進化する食事ケアの実践アドバイス
 〔講師〕江頭文江(えがらしふみえ)
(管理栄養士、地域栄養ケアPEACH厚木代表、がんばらない介護生活を考える会賛同者)
進化する食事ケアの実践アドバイス
在宅で訪問栄養指導をしており、7割くらいの方が摂食・嚥下障害をもっています。高齢者の方は、食事を楽しみにしており、おいしく楽しく食べて欲しいと考えています。

セミナーでは、まず、高齢者の体の機能の衰えについて整理して説明いただきました。次に、高齢者の食事のポイントとして「栄養をとること」「誤嚥のない安全で体に良い食事、食事の環境(姿勢・一口の量・食べるペース・食事・口腔ケアなど)について説明いただきました。嚥下を助ける食事について、きざみ食ととろみ食に関して、問題提起をされました。おいしく楽しく食べてもらうためには、味はもちろん、環境やその人なりの体調を整え、その人に合った調理を工夫することが大切なことを学びました。

18:25 〜 18:45 イブニングセミナー
在宅用ソフト食 説明風景
在宅用ソフト食のご案内
吉田仁司(ヤヨイ食品株式会社広域営業本部広域営業部長)
セミナーではソフト食『ソフリ』を参加者全員で試食。おいしさに驚きの声が多数聞かれました。実際に食べることで、味・形状・嚥下等の理解が深まったようでした。進化するやわらか介護食の紹介がとても勉強になりました。
エリエールアテント商品開発のコンセプト説明風景
エリエールアテント商品開発のコンセプト
小倉正克(大王製紙株式会社ホーム&パーソナルケア事業部商品企画第一部部長代理)
参加者からは、軟便吸収パッドが興味深い、ボクサー型の紙パンツや片手で上げられる紙パンツがあることを知って良かったなどの声が聞かれました。進化した製品を的確に選んで用いることの大切さを学びました。

18:45 〜 19:45 11月11日『介護の日』記念講演・記念対談
11月11日『介護の日』記念講演・記念対談 風景
11月11日『介護の日』記念講演・記念対談
【講演】「いい日、いい日、毎日、あったか介護・がんばらない介護ありがとう」
鎌田 實(かまたみのる 諏訪中央病院名誉院長、医師、
がんばらない介護生活を考える会委員代表))
鎌田委員は、地域医療での高齢者との交流の中で、介護の大切さを教えられたと話してくれました。医療が頂点で、真ん中に看護、底辺に介護がある三角形ではなく、介護が一番上にある逆三角形の構造が必要だと話しました。生きがいをあきらめないですむために医療があるのだと。また、一番苦労し、汗をかき、大変な人が生き生きと生きていく社会になるために、介護職の待遇改善が必要だと訴えました。「介護を通してあたたかい国づくりをを進めていきたい」と力強く語り、介護に関わる参加者の明日への元気につながるお話でした。

11月11日「介護の日] に寄せて、舛添要一厚生労働大臣のメッセージのVTRが流されました。

「私自身母親の遠距離介護で大変苦労しました。この体験が私の政治家としての原点です。
現状、介護の現場で働く人の処遇は決して良いとは言えない、改善していかなければいけない。
家族がつぶれないよう、介護はプロに任せて家族は愛情を。国民が支えあうのが介護保険の理念です。」
とVTRを通じて語り、「介護の日」への理解と支援を呼びかけました。

【対談】「介護を大事にする国、日本へ」
【対談】「介護を大事にする国、日本へ」
鎌田先生
厚生労働省大臣官房審議官 坂本森男(さかもともりお)さんをお呼びし、鎌田委員との対談をおこないました。
国が介護の日をつくった経緯を鎌田委員が訊ねたところ、「介護職がもっと専門性を高めて、社会的地位を確立させていきたい」という抱負を坂本審議官が語りました。「介護に従事する人、汗を流している人、家族介護をしている人などに社会的評価があるといいですね」という鎌田委員の発言には、会場から拍手が起こりました。また、坂本審議官は、介護保険の保険者である市町村に、もっと高齢者に対してしっかり取り組んで欲しいという意向や健康づくりやあったか介護をやっていく「いい地域づくり」の必要性を話しました。 

「来年の介護の日に向かって、いい国づくりに向かってのスタートにしたい」と鎌田委員がしめくくりました。

ブースコーナー
[排泄ケア] 大王製紙エリエールアテント[排泄ケア] 大王製紙エリエールアテント [食事ケア] ヤヨイ食品株式会社 ソフリ[食事ケア] ヤヨイ食品株式会社 ソフリ
書籍販売コーナー
書籍販売
鎌田實委員代表 サイン会
鎌田先生 サイン会
カドマル帯 セミナーの概要 カドマル帯
●テーマ

進化する介護が「がんばらない介護生活」を実現する

●とき

2008年 11月11日(火)16:15〜19:45(開場15:30)

●ところ

シダックスホール(東京都渋谷区神南 シダックスビレッジ2F)

●主催

がんばらない介護生活を考える会

●後援 厚生労働省、社会福祉法人全国社会福祉協議会、全国地域包括・在宅介護支援センター協議会、日本看護協会、日本栄養士会、日本コンチネンス協会、高齢社会をよくする女性の会
●特別協賛

大王製紙エリエールアテント

●協賛

ヤヨイ食品株式会社、株式会社ヤマシタコーポレーション

●協力 大塚製薬株式会社、ロッテ健康産業株式会社
●参加人数

400名
一般の方、プロの方(介護福祉士、ケアマネージャー、ヘルパー、看護師、社会福祉士、施設管理者、保健師、栄養士 他)、メディア関係者など   




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